こんにちは、仙台泉中央富谷のフェイシャルエステサロンアンベリール早坂(@Embellir0204)です。
「肌に優しいオーガニック化粧品なんだから肌荒れするなんて信じられないです」
そんなお客様がいたんですね。
オーガニック化粧品(オーガニックけしょうひん)は自然由来の成分を中心に配合し、化学的な成分を全く使用せず、またはごく少量のみ使用して作られ、「人間の肌が本来持つ自然治癒力を助長、回復させることに着目したスキンケア用品」と自主的にうたっている化粧品である。
オーガニック化粧品 – Wikiより
https://ja.wikipedia.org/wiki/オーガニック化粧品
オーガニックと聞くとなんだか肌に良さそうというイメージってありませんか?
もちろん良いものとして情報もあるわけですが「すべて」という認識はいかがなものでしょう、
「自然由来の成分は肌に優しい」というわけではないよという内容です。
オーガニックってなんでも肌に良いんじゃないの?と思っている方は一度読んでみてください。
オーガニックだから肌に優しい説
あ、最初に言いますけどオーガニック化粧品が良い悪いどうこうの話をしたいんじゃないんですよ。
肌質や肌の状態によっては「肌に優しい」という化粧品が必要だったりしますからね。
ですが「オーガニック=全てが肌に優しい」この解釈は正しいとも言えないよということなんです。
肌質や肌の状態によってはもしかしたらオーガニック化粧品も、ものすごく良い!と思う方もいるはずです。
でも、
肌に優しいと言われてる化粧品でも肌の状態によっては肌荒れや肌トラブルを悪化させることもあるという事なんですね。
今日来店のお客さまは40代の方だったんですけど「肌に優しいと思っていたオーガニック化粧品で肌荒れした」という事で慌てて連絡くれたんです。
状態は肌に炎症を起こし火照りが出てる状態で、ヒリヒリ痛みがあるという事でダメージも大きかったんですよね。
ではなぜこのようなダメージを受けたのでしょうか?
化粧品をつければ肌が綺麗になるという思い込み
お客さまの当初の肌トラブルの悩みは乾燥、毛穴、くすみ、しみ、シワ、たるみ。
特に鼻の毛穴(開き、つまり、黒ずみ)に関してはちょっと酷い状態で。
毛穴開きはクレーター状態で老化角質もつまり皮膚が硬くなり、だいぶ長い期間悩んでいただろうなという印象でしたね。
という事は毛穴に関しては30年近く悩んでいたわけですから、長い年月かけて徐々に悪化していったという感じですね。
ご本人も悩みを解消させようと色々調べては「肌に優しいから安心!」「毛穴に効く!」とか、
「シミやシワに効果あり!」などと色々化粧品を変えては使い、変えては使いを繰り返していたようでなんです。
自分の判断で化粧品を選び使う事は問題ではないんですけど、使う化粧品をコロコロ変えてはまた辞めての繰り返しでは肌の状態はなかなか変わらないんですよ。
化粧品をコロコロ変える癖がある方も稀にいらっしゃるんですけどね、そんな方は「化粧品が悪い」と判断しがち。
確かに使う化粧品でも品質うんぬんかんぬんはありますが、そこは割愛しますね。^^;
化粧品がどうこうよりも大切なのが、
自分の肌状態、肌質、なぜトラブルが出てるのかの原因は理解できているか?
自分の肌が今どんな状態で、どういったケアを必要としているのかしっかり自分で理解している?
これがものすごく大切になります。
仮にもし自分の肌を理解して毎日スキンケアをしているのならすでに肌トラブルは少しづつ解消されているはずですよね。
化粧品は魔法ではありません。
肌につけただけで、みるみる肌の悩みが消えるという事はありませんから今一度化粧品に対する考え方を見直してみてくださいね。
肌に優しい化粧品でも肌の悩みが減らなければ意味がない
化粧品はただ使って満足するものではなく、いかに肌に変化が現れ肌トラブルの悩みが減っていくかという事が何よりも大切です。
それによって、初めて化粧品を毎日使う意味があると思ってください。
いくら肌に優しいと言っても肌の悩みが減っていない事には意味がありませんよね?
先ほど書いていたお客さまは「一向に肌トラブルの悩みがなくならない、むしろどんどん気になるところが増えているから」と化粧品を変えていました。
なら、オーガニック化粧品という肌に優しいと言われる化粧品を使えばトラブルが良くなるのではないか?と考えてオーガニック化粧品を使い始めたんですね。
でも肌に優しいと思い使い始めた化粧品で肌荒れが起きたという事はどうしてなのか?
お客さまは、「オーガニックは肌に優しいから肌が荒れるなんて考えられなかった」むしろ、「オーガニック化粧品で肌に優しいなら肌は綺麗になる」と思ったんですね。
これはオーガニック化粧品が良いとか悪いとかの話をしたいわけではなくて、
お客さまの今現在の肌状態にはその化粧品は逆効果になるという事を知らなかったからなんです。
現在の素肌状態では使って逆効果のものでしたが、もちろん肌の状態によっては肌に合う方もいると思いますよ。
あくまでもお客さまの素肌状態には使用を控えなければいけないタイプのものだったという事です。
化粧品自体が刺激になるであろう成分が配合されていたという事なんですね。
肌の状態が良くないと自然由来だからこそ刺激になる事もある
以前からも話はしていたんですけど、40代以降はもともとの皮膚の状態から女性ホルモンの減少などでさらに皮膚の菲薄化(ひはくか=皮膚が薄くなる)が進みます。
肌トラブルがある方はそれによってさらに悪化し兼ねないので、肌の扱い方は特に慎重に行う必要が出てくるんですね。
化粧品が原因かもしれないし、肌の扱い方や化粧品の使い方が原因という事もあり得るので判断がとても難しいんです。
お客さまも「今までこんなに肌が荒れることはなかったので急でびっくりです」と言っていましたけど、
「急に」ではなく、少しづつ少しづつ皮膚の状態が敏感になり何かのタイミングで悪化してしまったということも考えられますし、
トラブルに悩み肌を綺麗にしたいのにいつまでも悩みがなくならないという事は、今行ってる毎日のケア方法からトラブルが悪化している事も考えられるんです。
ちなみにこちらのお客さま、
自分では良かれと思っていたスキンケアの仕方から無意識のうちに肌を傷めていて、そこに植物性の成分が肌に合わず刺激を受けたという事でした。
植物性の成分は肌に優しそうな印象ですけどね。
合わないと刺激にもなってしまうんで、やはり自分の肌質や状態をしっかり理解しているかは大事になります。
こういう場面は今までもあったんですけど、
「オーガニック=何でも安心」という考え方も疑う部分だと思いますし、「自然由来だからこそ刺激になるときもある」という事も意識していく必要があると思っています。
まとめ
肌トラブルというのは年齢を重ねていけばいくほど、原因が一つ二つと増えていきます。
だからこそ化粧品選びも慎重にならなければいけないんですけど、
自分に必要なものを選ぶためには自分の現状を知らなければ今の時代は情報の多さから選ぶのはもっとこれからは難しくなると思います。
「ここまで肌の状態が酷くならないと分からなかった」とお客さまも言ってました。
そして一回肌の状態が悪化してしまうと修復するまでに時間がかかってしまうんですね。。
これは切実ですよ。
若いから肌が強いとかすぐ治るとか、今の時代は全然関係ないですから^^;
状態によっては年齢問わず修復が難しくなったり、期間が倍になってしまったりと良い事はないんですよね。
化粧品が全て良いものでもないですし、悪いものでもないです。
とは言っても、
化粧品は肌の健康な状態や若々しさを保つためのサポートとして必要ですから自分の肌に合うものであればトラブルになるどころか、肌の悩みを減らしていく事は可能なんですね。
逆も然りですが。
まずは自分の現状をしっかり理解してから化粧品を選ぶようにしてみてくださいね。
自分ではわからない!という方はいつでも相談してくださいね。
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